災害・遭難救助要請用ドローン

災害・遭難救助要請用ドローン

災害や遭難の際に救助を呼ぶことができる災害・遭難救助要請用ドローン(SOSドローン)の開発を行なっています。

地震、台風、豪雨、土砂崩れなどの災害の際、通話やメールなどの集中による通信障害、停電、基地局の倒壊や回線ケーブルの断裂により通信ができなくなり救助を呼ぶことができなくなります。また、登山での遭難や車やバイクでの事故の際に圏外のエリアでは救助を呼ぶことができません。

SOSドローンは、そのような状況でも通信を確立し、救助要請を行うことができる小型のドローンです(携帯電話は使いません)。
家・会社・車・施設・学校・公園・自動販売機等に常時置くことができ、AEDや消火器と共に設置することも可能です。

SOSドローンは、ドローンを起動させて音声案内に沿ってボタンを押すだけで、飛行を開始し、高度を高めながら電波を発信し続けます。高度が高くなるほど通信できる可能性が高まります。
電波が届く状態になったときに通信を行い、被災者等の位置情報を送信することで自治体等に知らせ救助を要請します。

世の中には被災者や遭難者を捜索するドローンはすでにありますが、SOSドローンはドローン自体を用いて救助を呼ぶため着想や機能が大きく異なります。

パートナー契約を結んでいる京セラコミュニケーションシステム(株)様が提供するSigfoxを用いることにより、上空から100km以上の通信ができるので、広範囲に情報を送ることができます。またSigfox基地局は人工カバー率約97%を誇るため、全国ほぼどこでも利用可能です。

SOSドローンを世の中に浸透させ、災害や遭難の際に迅速な救助を呼ぶことを可能にし、災害や遭難の深刻な問題を解決します。
現在、国内の大手ドローン企業および台湾のドローンリーディングカンパニーと開発を進めています。(NDA、開発契約を締結済み)

災害救助要請用ドローンシステムの概要

ドローンによる上空での通信

想定されるユースケース

  1. 地震による建物等の倒壊で自身が重症を負った場合
  2. 地震による建物等の倒壊で家族・知人等が重症・下敷きになった場合
  3. 地震・台風・大雨により土砂崩れが発生し、家族・知人等が土砂に埋もれた場合
  4. 登山等での遭難(道迷い、滑落、転倒、疲労、山菜取り)
  5. 地震・台風・大雨により土砂崩れが発生して道が崩壊し、身動きが取れなくなった場合
  6. 大雨により、建物に水が浸かり閉じ込められた場合
  7. 圏外エリアで車やバイクの事故を起こしてしまった場合
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