無形資産という言葉は聞いたことありますか?
何となく聞いたことある方も多いと思います。
今回は無形資産の概要と無形資産が極めて重要である理由についてお伝えします。
1.ビジネスモデル特許について
無形資産は、無形というぐらいなので形のない資産のようなイメージを持たれているかと思います。
だいたいそれで合ってるかと思います。
無形資産という言葉は、よく使われる言葉ですが辞書や法律条文での正確な定義がありません。
無形資産の説明として、私(弊社代表の草野)的にかなり的確で分かりやすいと思うのがウィキペディアです。
色んな記事や本を見た中で私的にはウィキペディアの内容がとてもいいので、引用させていただきます。
以下、ウィキペディア↓より引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E5%BD%A2%E8%B3%87%E7%94%A3
「無形資産(むけいしさん)とは物的な実態の存在しない資産。例えば特許や商標権や著作権などといった知的資産、従業員の持つ技術や能力などの人的資産、企業文化や経営管理プロセスなどといったインフラストラクチャ資産が無形資産とされる。これは実体を伴わない資産であることから、会計制度上では原則として資産として計上することはできなくなっている。反対に現金、証券、商品、不動産など実態の存在する資産のことは有形資産という。」
無形資産は、現金、不動産、株といった一般的な資産とは違います。
無形資産は有形資産と同様に、世の中には溢れていて誰でも持っています。
私達が得意とする知的財産や知的財産権、つまり特許、商標、意匠、著作権なども無形資産です。
つまり知財財産や知的財産権は、無形資産の一部です。
また、人のスキル、人的ネットワーク、組織構成、企業文化といった人的・組織的なものは知的財産や知的財産権ではないですが、無形資産ではあります。
2.無形資産の価値
このような無形資産は、今の時代では多くの企業において企業価値の大半を占めるようになっています。
米国S&P500社の時価総額のうち、無形資産が生んだ価値の比率は2015年までの40年間で17%から84%に増加しているというデータがあります。
このようなデータだけでも無形資産が相対的に重要になってるのは明らかですね。
ですので、伝統的な株や現金、不動産といった有形資産だけではなく、無形資産のことをしっかり考えて資産構築やビジネスをしていくことが重要です。
時代はかなり変わってきており、昔は大きな資本、つまり多額のお金がないとビジネスを始めることすら難しかったです。 例えば、物件を借りたり設備を整えたりといったことです。
しかしインターネットなどが発展し、事務所や設備などがなくてもパソコンやスマホ一台でもビジネスをはじめられるようになりました。
個人の方でもブログを書いたり、サイトを作ったり、YouTubeで動画を投稿したりすることで、情報や知識を基に稼いでいる人はたくさんいます。
つまり無形資産をお金に変えているわけです。
それから革新的なことを行うスタートアップも無形資産を中心に事業を立ち上げたり資金調達をしたりしています。 数百万円ぐらいの資本金で事業をスタートし、無形資産で価値を出していくような形です。
そのようなスタートアップは、自分達の持っているスキル、ノウハウ、ビジョン、ビジネスモデル、といったものを駆使してビジネスをしたり、それらをアピールしたりして投資家からお金を調達しています。
うまくいけば何十億、何百億、場合によっては何千億円以上という価値がつきます。 それはほぼ無形資産に基づいているものです。
そのように大きな企業価値がつくスタートアップが近年かなり増えています。 いわゆるユニコーン企業などです。
なので、元手の資金があまりなかったとしても無形資産をうまく使ったり作っていけば大きな資産を得ることもできます。
3.無形資産を活かす
今の時代は誰にでもビジネスチャンスがあります。
なので、無形資産をうまく使わない手はありません。
無形資産というのは、使い方、組み合わせ、トレンド、タイミングなど、良い条件が重なるともの凄く大きな価値を生みます。
有形資産と比較するとわかりますが、株や不動産は誰が持っていてもそんなに価値は変わりませんし、人から人に自由に売買できます。
一方で無形資産は、「その企業や人が持ってるものだから」、「その企業や人がやってることだから」など、固有の良い条件が揃えばもの凄い価値を生むことが多々あります。
大きな企業でいうとGAFAMはいい例です。
これらの企業は設立されてから20年前後といった短期間で時価総額数十兆円、あるいは100兆円を超えています。
これは無形資産がうまく化学反応を生み、一気に価値が膨れ上がったためです。
なので、無形資産をうまく使ったり組み合わせることが価値を生み出すことにおいて非常に大事です。
身近な例でいうと、YouTuberの人です。 近年では動画を見る人が増え、当たり前になり、色んなジャンルのYouTuberの人がいますよね。
有名な方でいうと、はじめしゃちょーなどのエンタメ系の人だったら色んな面白いネタを発信したり、中田敦彦さんのような教育系の人であれば色んな分野の知識を面白くて分かりやすい形で伝えるたり、専門家であれば専門家しか知らないような知見を分かりやすく教えるといった具合です。
あとは相性のいい人とコラボをしてシナジーを起こして互いに価値を高めるといったこともできます。 YouTuber同士はよくコラボをしていますよね。
弊社でいうと、保有している無形資産は、YouTubeの動画、映画、知見・スキル、協業させていただいてる人や会社や研究機関との繋がり、これまでの実験データ、ビジネスモデル、特許などです。
自社よりも断然大きな企業様ともやり取りさせていただいていますが、そのように価値を感じていただけたのは無形資産のおかげだと思います。 大してお金(有形資産)を持ってないけど相手してもらってるといった具合です。
本記事をお読みの皆さんも、無形資産という一見分かりづらいのですが、非常に価値のある資産に着目して資産構築やビジネスをしていっていただければと思います。
これまでの人生経験、知識、ノウハウ、スキル、人間関係、ビジョン、趣味・嗜好など、活かせるものはたくさんあります。 もし足りなければ今から無形資産を作っていけばいいということになります。
知的財産を含めた無形資産をうまく使いこなして事業を成功させるための知見やノウハウを今後も共有していきますので、是非またご覧下さい。
ということで、今回は無形資産の概要や無形資産が極めて重要である理由についてお伝えしました。
弊社では、無形資産全般のことを考えながら知的財産のコンサルティング・支援を行っています。
無形資産を駆使して大きな価値を生み出したいという方は是非ともご相談下さい。
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